2025.05.30
防犯・防災
マンション防災力を高めるために自助・共助の重要性
マンション防災力を高めるために自助・共助の重要性
はじめに
「避難所に行かない」もう一つの選択肢
大規模災害が発生した際、戸建て住宅では地域の避難所に避難するのが一般的です。しかし、マンション居住者には「在宅避難」という現実的な選択肢があります。特に中高層マンションでは浸水リスクが低く、耐震性にも優れているため、地震後も一定期間、安全に自宅で過ごせる可能性が高いと言われています。
しかし、在宅避難を成立させるには、マンション特有の事情に合わせた備えが欠かせません。例えば、エレベーターの停止、配管破損による断水、電源喪失などが挙げられます。これらの課題に対応するためには、居住者一人ひとりの「自助」と、理事会を中心とした「共助」の備えが鍵を握ります。
セミナーのご案内
巨大地震に備えるマンションでの避難生活
このたび、NPO法人「ひょうご地域防災サポート隊」の協力を得て、下記のとおり居住者向けの防災セミナーを開催いたします。特に理事会役員の皆様には、ご参加をお願い申し上げます。
NPO法人「ひょうご地域防災サポート隊」について
私たちは、「守れ、いのちを!」をスローガンに、兵庫県内で地域防災の普及啓発やサポートを行う専門団体です。自治体・企業・市民団体と連携し、避難所運営や防災訓練、防災教育を通じて、地域の“防災力”を育てています。マンション居住者が自ら防災を考えるための支援も積極的に行っております。
まとめ
自宅を「避難所」に変える力を
「うちはマンションだから大丈夫」と思っていませんか?
確かに耐震性や高さによる津波・浸水リスクの低さといったハード面の優位性はありますが、それだけでは安心できません。災害時、家族と自分の命を守るのは、日頃の「備え」=自助と、理事会を中心とした「共助」の仕組みです。このセミナーをきっかけに、マンション全体の「防災力」を高める一歩を、皆さんで踏み出しましょう。